Novel Collection 怜奈の泉 
泉怜奈のオリジナル小説集。R18エロティックLOVEサスペンス「アイガホシイ」5/26連載開始! 官能的恋愛小説「Day After Day」「悪女の条件」は完結しました。

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光と影そして幻 第15章
「ラナ、昨日はよく眠れた?」

ラナは私の問いかけに首を横に振った。

「あまり眠れないようだったらお薬を出してあげるわ。でもそれはこの件であなたがすべてを言った後にね。」

「あたしがやったんじゃない・・・いつ家に帰れるの?どうしてママンは会いに来ないの?」

私は少し考えて、ゆっくりと本当のことを言った。

「まだあなたが会える状態じゃないから、私が会うことを避けるように言ったのよ。」

「そんな・・・酷い!ママンに会いたい・・・会わせてよ!」
そう言って泣き出したラナを見つめ静かにこういった。

「事件が起こる前、あなたとシルヴァンに何があったのか話して頂戴。」

「全部話したら・・・ママンに会わせてくれる?」

「ええ。約束するわ」

そういうとラナは宙を見つめながらゆっくり話し始めた。


あいつは・・・あたしがいつもシルヴァンの家に寄って帰ってくるのを知って、すごく怒りだした。

「ラナ、お前男ができたのか!あのシルヴァン・カミュって医者の息子だろ・・・なかなかやるじゃないか!だけど覚えとけよ、お前は俺のものだ」

そういうと乱暴にあたしに覆いかぶさりジーンズを引きずり降ろし始めた。

体中に跡が残るぐらい強く吸われたあとを残された。

あたしは・・・泣きながら何度も

「やめて」って言ったのに・・・

次の日シルヴァンの家でいつものように本を読んでた。
いつもはシルヴァンはゲームに夢中になってるんだけど、その日はなんか様子が違ってた。

「なぁラナ・・・なんで・・家に帰りたくないの?」

「なんでそんなこと聞くのよ」

「お前のママンの男も一緒に住んでんだって?そいつが嫌で帰りたくないのか?」

「まあね。」

シルヴァンはじっとあたしを見つめたまま何も言わなくなった。
突然キスをして、あたしをソファに押し倒した。

「ちょ・・・ちょっと・・・やだ!やめて!」

服をまくり上げたその時彼の動きが止まった。
体を見られている恥ずかしさで顔が赤くなると同時に、あることを思い出した。
あたしの体にはたくさんキスマークが付いている・・・あいつが昨日つけたキスマーク・・・

「だれが・・こんなことしたんだよ・・・」

シルヴァンの目は怒りでギラギラし、唇は震えていた。

「シルヴァン・・・あたし・・・汚れてるけど・・・したいんだったら・・・好きにしていいよ」

あたしの本心だった。
もう見られてしまったら・・・あとはどうでも好きにしてって投げやりだった。

「誰にやられたか言えよ」

あたしを見据えてシルヴァンは離さない。

「・・・言えない。お願い・・・して!あいつだけのものじゃないって・・・」
そういったとたん泣いていた。

「ラナ・・・」

シルヴァンはゆっくりと優しく唇を重ね合わせ、優しくあたしを抱いてくれた。


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2008.12.16
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